塩のお話

お店の味付けでも毎日必ず使用する横綱級調味料の「塩」。

ご自宅のお食事でも欠かすことはできませんね。先日お邪魔しましたお宅では非常に薄味でしたが、それでもお塩を使っていないわけではありませんでした。

 

厚生労働相が定める日本の食事摂取基準によると成人男性で一日の塩分摂取量は10g。小さじ2杯ですね。減塩生活をしたことのない人にはピンとこないかもしれませんが、これが思った以上に少ないのですよ。いわんや世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)による「食事、栄養と生活習慣病の予防」だと成人男性のそれはなんと5g。あははは、カップラーメン一つ食べられない。

 

でもよく考えてください。塩には毎日お世話になっているんですから「塩分の摂り過ぎ注意!!」などと塩を目の敵にするのはかわいそうじゃありませんか。うまく付き合っていきたいものです。 

 

古い話で恐縮ですが、一昨年の4月のとある日。朝起きたら起き上がれないくらい背中に激痛が走りました。「にっちもさっちもいかないとはこのことだ。」などと普段なら軽口の一つも出るのですが、まったくもってそんな余裕はなく即行で近くの総合病院に行きました。整形外科でレントゲンを撮ってもらい診察を受けると「背中の筋肉が疲労により肉離れのような状態になっている。」とのこと。なにやら私のように同じ姿勢で仕事をしたりする人は筋肉が凝ってしまいがちで、なにかの衝撃や不自然な動作から肉離れを起こすことがあり注意が必要と言われ再発防止に役立つストレッチまでレクチャー。湿布薬と痛み止めの薬をもらい、この際だからついでに内科のお医者さんにも診てもらおうと移動。

 

そこで血圧を計ると上が145の下が90。数回測ったのですが数値にあまり変化なし。もともと血圧は高いほうでしたしお医者さんの「40代も半ばですし、そろそろ意識して改善したほうがいいですよ。」とのお言葉に反論するはずもなく《血圧手帳》なるものをもらい日記のように毎日数値を記入することに。

 

で、それから2か月くらい毎日減塩生活を行いました。私が意識してやったのが普段食べる量の倍近くの生野菜摂取縛り。味付けはレモンを絞ったり胡麻を擦ってたりして。野菜にはカリウムが多く含まれているものが多く過剰なナトリウムを排出してくれるし、生野菜だと量(かさ)もあるので意外と満腹感もあるんですよね。

 

あと、メリハリのある味付け。毎食毎食薄味すぎるとそれこそリアル「味気無い食事」になってしまうので一食はちゃんとしょっぱさを感じられるものを一品摂るようにしました。最初は10g目標で行っていたのですが、半月もすると体が慣れてきて「5gでもいけるんじゃないか?」と闘志がわいてきまして、そこからは5g目標で実践しました。実際にはお店でお出しする料理の味見がありますから自分が思っていた以上に塩分は摂っていたと思いますが、2か月後には平均血圧が120/70になりました。

 

 

え、最近はどうかって? 

これがそのぉ…血圧計の電池が切れちゃって測ってないのですぅ。それよりなにより、自分じゃ考えられないほどアルコールに弱くなりました。これでは減塩生活よりも減酒生活を余儀なくされそうで…なんともはや。

なんかダラダラと書いてしまいましたが、塩とはこれからも「いい塩梅」で付き合っていきたいものですね。