ハンバーグに入れるナツメグの量。少々ってどれくらい?を解説

こんにちは、おが屋です。

 

料理のレシピでよく目にする「◯◯を少々」。私も知り合いにレシピを伝えたり、ブログに料理の作り方を載せたりする際、普通に使ってしまいます。

 

ハンバーグ作りでよく使われる香辛料ナツメグ。これなんかも普通に「少々」と使われています。

 

今回のテーマはこのナツメグ。いったいどれくらいの量を入れれば良いのか?賞味期限やハンバーグ以外でのナツメグ活用法などについて解説したいと思います。

 

 

ハンバーグにナツメグはなぜ入れる?

ナツメグの役割

まず、「なぜハンバーグにナツメグを入れるのか?」なんですが、一言でいうなら匂い消し&風味アップです。挽き肉は色々な部位を混ぜて調理することが多く、肉独特の臭いが強くなりがちです。それを和らげ焼き上がりの風味を高める効果がナツメグにはあります。

 

ただし、入れすぎるとナツメグ独特の香りが立ちすぎちゃって、食欲そそられる「肉本来のうま味」が損なわれてしまいますので注意が必要です。

 

 

使用量はどれくらい?

実際に私がお店で作るハンバーグの中に入れるナツメグの量は

 

挽き肉に対してナツメグ0.15%にしています。(例:お肉1,000gだと1.5g)

 

ただ、これも挽き肉の種類によって変える必要があります。スーパーなどで売られている牛と豚の合挽き(大体は牛7:豚3の割合)だともう少しナツメグの量を増やしたほうが私は良いと思います。

 

挽き肉に対して0.2%といったところでしょうか。

 

えらく細かな数字です。と、まぁこのようなごくごく少量なのでついつい「少々」という表現をしてしまうんですね(^^;

 

じゃあ、家で作る場合を想定したらどうなるのかをシュミレート。

 

そうですね…かりに4人前のハンバーグを作るとしましょう。つなぎを含めて1人前150gのハンバーグを作るとしたら挽き肉の量は400gくらいが一般的かな。

 

とすると、挽き肉に対して0.2%を使用するのでナツメグは0.8gになります。1グラム以下なので…しっかり量るとなると計量スプーンではちょっと心もとないですかねぇ。

 

もし家に少量を量れる「デジタルクッキングスケール」があるなら、ぜひ活用していただきたいところです。

 

 

一味上を目指すなら

これを言っては元も子もないかもしれませんが、ナツメグを入れなくても十分美味しいハンバーグを作ることはできます。ですから、ないならないでかまわないとは思っています。

 

…が、お店の味に近づけようと思うならばナツメグは入れたほうが断然良いです。スーパーなどのスパイスコーナーに行けば、小さな瓶(15gくらいですかね)に入った粉末のナツメグが売られていると思いますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

下の写真はホールのナツメグ。これはおろし金で、すって使います。

natumegu

 

賞味期限と活用方法は?

ナツメグの賞味期限なんですが、乾燥した冷暗所なら半年1年は普通に大丈夫です。ただしあまり日数の経ったものだと香りも風味も飛んでしまいますので早めに使い切りましょう。

 

ナツメグはハンバーグ以外にもいろいろ使えます。私はミートソースやビーフシチュー、デミグラスソースなどのお肉を使った料理には普通に入れますし、ほうれん草とベーコンのソテーやホワイトソースの仕上げにも入れます。卵とも相性が良いのでオムレツやスクランブルエッグなどにもOK。

 

そのほか、ナツメグはシナモンとの相性が抜群ですからクッキーやケーキといったお菓子に一緒に使うと香ばしい香りが楽しめます。

 

こう考えたら案外あっさりと使い切ってしまうのではないでしょうか(^^♪

 

 

※私がお店で使っている「デジタルクッキングスケール」はこれ。

毎日使っていますが、コンパクトで場所も取らず、ストレスフリーのすぐれもの。おすすめ。

 

 

あとがき

いかがだったでしょうか?

 

甘さとほろ苦さを併せ持つナツメグ。これを上手に使いこなせたら、また一段と料理の幅も広がると思います。

 

毎度言ってますが、最初は少しずつ試しながら、あなたが「美味しい!」と感じる分量を探っていってください。

 

あと、ナツメグは香りの強いスパイスですから、ハンバーグに入れる以外でも入れすぎには注意してくださいね。

 

ではでは(^^♪

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