私自身ずっと飲食に携わっていますが、一度もブラックだなんて思ったこともありませんねぇ。そもそもブラック企業などという言葉さえなかった頃からやっていますのであれなんですが。まぁたしかに他の職種と比べたら労働時間は長いですし賃金もよくないのが一般的ですからね。離職率が高くなるのは致し方ないのかもしれません。。。
私は昔ある飲食店で店長をしていた時売り上げに応じて給料が決まる、いわゆる歩合制でやっていたことがありました。しかも完全歩合。一か月の人件費のパーセントを本部に決められその中でバイトさんパートさんの出勤のやりくりをして残りが私のお給料。
良い時はもちろんあったのですがひどいときもありましたねぇ。めちゃくちゃ頑張ってやっていましたが、なんでしょうか?やはり飲食店は「水物」ゆえ、短いスパンだと売上のアップダウンが顕著に表れてしまうときもあるのです。あまりにも手取りが少なくて「仮に時給換算したらいくらになるんだろう?」と思い、計算してみたら
時給250円という月もあり思わず笑ってしまいました。今になってもそれはそれでこのようにネタにできているのでよしでしょうw
とにかく不思議と乗り越えてきたんですよねぇ。「これが一生続くわけがない。今は試練の時なんだ。」なーんて思ったりしながら。プラス、やはり周りにいるスタッフ・家族・友人・取引先の方たちの存在に救われてきたのも大きかったですね。結局自分ひとりじゃ生きていけないんだってことがリアルに感じられたのもこのころだったし。
ただ単に朝から晩までただただ目の前の仕事を片付ける毎日だと飲食だと肉体的にも精神的にもキツイですよ。人はそんなに強くないから。やっぱり何かしらの達成感とか満足感を自分に与えてやらないと潰れちゃいます。体を壊しちゃったら元も子もないし。
考えさせられたニュースでした。
リーマン・ショック後の2010年3月の大学卒業者で31・0%になったと発表した。前年度の卒業者と比べて2・2ポイントの上昇。厚労省は、この年の卒業生の就職活動では、大手企業が採用を抑制したため、 中小企業や、職場環境が厳しく離職者が多い業種への就職が増えたことが要因とみている。いわゆる「ブラック企業」の増加も大卒者の早期離職の背景にありそうだ。就職先の業種別では、宿泊業・飲食サービス業が51・0%、教育・学習支援業が48・9%、医療・福祉が37・7%など、 サービス関連で平均を大きく上回る離職率になった。早期離職すると職業経験を積みにくくなり正規社員への定着が難しくなるケースも多いことから、厚労省は就職活動中の企業情報の提供に加え、企業側にも新規採用者への教育の充実を促し、新卒者の職場定着を図る考え。 http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/29/kiji/K20131029006905350.html.