「ただ辛いだけ」と言いつつ「趣味」と位置付けている、これは【嫌なことでも視点を変えて捉えたら楽しむこともできますよ】というメッセージでもあるのかな。
こういうイメージが持てる人はそれがたとえ辛く苦しくても実践し続けること、それ自体は他の人が感じるほど大変じゃないのかなと思います。たぶん「毎日掃除辛い辛い。嫌だ嫌だ。」という負のイメージより「きれいなパンジーが咲き乱れた!」その楽しいイメージのほうが大きく感じられるのではないでしょうか。
始めたからには意地もあるでしょうし。
それ以外にも…なにかあるのかな。分かりません。
すみません。すべて勝手な想像。
それはそうとして「この人が黄色以外のパンジーを植えられるとしたら何色なんだろう?何があったらそうなるのかな?」などと、記事を斜め45度から読みつついつものように焼酎のお湯割りをグビリと飲んでいる私が根を下ろし植えられるものは…飲み屋のカウンターの止まり木くらいでしょう。
なぜかいま、掃除する経営者が増えている。「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する(株)壱番屋(愛知県一宮市)創業者・特別顧問・宗次徳二さん(65)もその一人だ。
「台風の日も大雨の日も毎日やります。『今日やろうかな、どうしようかな、う~む』と悩むロスを省きたいですから(笑い)」(宗次さん)
名古屋は栄の目抜き通り413m。ゴミを拾うのと、雑草を抜くのと、花を植えるのが「趣味」だ。始めた理由はこの地にクラシック音楽のホールを建設したこと。栄駅からホールまでを毎日掃除しようと思い立ち、以来6年、朝6時半から8時まで行なわれるこの趣味は、市長の公認をもらい、水やり用の蛇口を市がつけてくれるまでになった。
「掃除をして悪いことはひとつもない、ただ辛いだけです。他人に勧めても、まあやらないですよね(笑い)。それでもいいんです。花が咲いていても気づかない人だっているんです。掃除をやるのはその地に根を下ろすこと、心がこもっているということの表現。実は掃除には即効性はないけれど、ジワジワ姿勢がよくなってくるんですよ」(同前)
猛スピードで車が行き交う4車線道路の中央分離帯に咲く花は見事なパンジー7000ポッド。カレー店だけに、植える花は黄色だと決めているそうだ。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2013年12月13日号
ソース http://spiceboard.2chblog.jp/archives/35461588.html