ノロウイルスの予防と対策。見えない敵と戦うための2つのポイント。

食中毒
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

stamp-895383_640 (1)

愛知県でなんと600人以上の食中毒が発生してしまいました。

愛知県は14日、名古屋市などの13の幼稚園や保育園で食中毒が発生し、園児ら618人に下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出たと発表した。うち園児29人が入院した。県知多保健所は同日、同県大府市の業者が各園に配達した弁当が原因と断定し、再発防止策が講じられるまでの間、営業禁止処分とした。
症状を訴えたのは園児615人と職員3人で、9~11日に発症。発症者25人の便からノロウイルスとサルモネラ菌が検出された。
10日午後、名古屋市食品衛生課から県に通報があり同保健所が調べたところ、発症者に共通する食事はこの業者が7、8両日に調理した弁当しかなかった。 (2015/12/14-22:22)

ソース:http://www.jiji.com/

しかし、ホント厄介ですな。

幼稚園や保育園、老人ホームや施設など、免疫力の弱い子どもやお年寄りがたくさん集まる場所で働いていらっしゃる方や上記のような学校給食・仕出し弁当屋さんなどは特に注意が必要。

私も相当気を使っています。

今回はノロウイルス予防をテーマに「見えない敵との戦い」と題しまして、手洗い方法やおすすめの除菌スプレーにフォーカスして書いていこうと思います。よろしければおつきあいください。

スポンサーリンク

ノロウイルス予防と対策

2つのポイント

結論から言いますと、

  • 「こまめな手洗いや十分な加熱調理などの自身ができる予防」
  • 「ノロウイルスに有効といわれている次亜塩素酸ナトリウムの活用」

この2つが二次感染を含めたノロウイルスの予防と対策になります。これをきちっと対処をすれば、必要以上に怖がる必要はありません。

virus01-001

手洗いの効果は?

飲食業界では食中毒予防の3原則があります。

それは食中毒を、

  • つけない
  • ふやさない
  • やっつける

ノロウイルスの場合は「つけない」と「やっつける」がとくに重要。手洗いは最初の「つけない」ための大切なポイントです。この前の記事にも書きましたが、きちんとした方法でおおむね30秒を目安に洗います。すすぎは15秒ね(すすぎって軽視されがちですがかなり重要です)。

virus01-002

で、我々の業界では有名(?)なのが「ハッピーバースデーの歌」を歌いながらの手洗い。これを2回歌うと大体30秒くらいになります(^-^)曲もハッピーなんでおすすめ。わたしは頭の中で歌っていますが声に出して歌ってもOK

洗い方は下記の表を参考にどうぞ。

手洗い 方法

外から持ってきてしまったウィルス・ばい菌を食材に付着する前に手洗いで洗い流してしまいましょう、ということ。上記の表の6番・8番あたりが一般的な手洗いでは忘れがちなのでしっかりと洗いましょうね。

あと、11番でアルコール消毒を勧めています。これは黄色ブドウ球菌や大腸菌などには殺菌効果があるのですが、残念ながらノロウイルスにアルコール消毒は効きません。

ですが、入念な手洗いでノロウイルスを洗い落とすことが十分に可能なので、外から帰った後や、お手洗いに行った後などはしっかりと「手洗い&すすぎ」をするようにしてください。

洗面器

この「手洗い&すすぎ」動作を2回繰り返すとノロウイルスの残存率を約0.0001%まで減らすことができたという実験結果もあるくらいです。

手につけないようにする?

手洗いは大事。でも、そもそもノロウイルスを手につけないようにすれば感染するリスクは軽減されますよね。そこでおすすめなのが、次亜塩素酸ナトリウムを使った殺菌。これ、ノロウイルスに効果があるといわれています。

ノロウィルスとは?その症状や原因と消毒液の作り方を解説。
食べ物商売をしていてもっとも注意しなければならないものの一つに食中毒があります。 加盟している飲食組合が主催する講習会に毎年参加していて毎回ゾッとしていやーな気分になって帰ってきます。カンピロバクターに黄色ブドウ球菌、アニサキス。いろいろあ...

こちらの記事ではノロウイルスの症状や原因や感染経路と次亜塩素酸ナトリウムを使っての汚物処理の方法を解説しましたが、この次亜塩素酸ナトリウムってけっこう取扱いが難しいんだよねぇ。酸性タイプの洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生して危険なんですよ。

目にしたことありませんか?「混ぜるな危険」って。

次亜塩素酸ナトリウムが直接肌に触れるとやけどをおこしたように熱くなり、皮がめくれボロボロになってしまいます。

助っ人登場?!

お店では次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈したものを作り、それをタオルにつけて除菌をしていたのですが、実際問題として、

  • 手荒れがひどい
  • そのつど作るので何気に手間がかかる
  • お店だけじゃなく家でも除菌したい

というもろもろの理由からスプレータイプの除菌液を購入してみました。

チャーミスト01

これ、飲食店はもちろん、医療機関や福祉施設などでも多く使われている商品

強力な除菌と安全性を兼ね備え、除菌の検査ではインフルエンザやノロウイルスなどのウイルスや雑菌を30秒とかからず99%以上不活化させる試験結果が出ているという、すぐれもの。

また、眼・口・皮膚への刺激や中毒性が無く、除菌・消臭後は拭き取りも要らず、ものぐさなわたしにぴったり。

これは強力な助っ人です。

しかし最近の通販はすごいね。注文した翌日には普通に届くんだもん。

チャーミスト 通販01

チャーミスト 通販 02

チャーミスト 通販 03

まぁ精密機器でもないし、梱包はこんなもんだろう、と。

ただ、「あれ?」って思ったのが、説明書が入ってないこと。商品の裏側にいろいろ書いてはあるけど、やっぱり説明書ってあったほうがいいと思うけどねぇ。

「もしかしたら入れ忘れたのか?」とも思ったのでメーカーに連絡して確認してみたところ、説明書なしがデフォルトとのこと。残念。こういうところがしっかりできていると信頼度とか安心感が全然違うから。

ただ、担当してくれた人が細かく説明してくれました。ありがとうございました。

チャーミストの使用方法

で、それを要約すると、

  1. キッチン用具・冷蔵庫・テーブル・便座・ドアノブ・おもちゃ等の、ウイルス・雑菌、臭いの気になる所へ20cm程離して2~3回スプレーをする。
  2. このとき、ウイルス・雑菌と接触した場合のみ分解反応臭がする。
  3. この臭いがしている間はウイルスや雑菌を除去しているサイン。なおこの分解反応臭は無害なので安心して使用できる。
  4. 分解反応臭が消えたら除菌完了。
  5. 水滴が気になる場合は布やティッシュで拭き取る。

トイレスリッパ 除菌

とのことでした。2番の「ウイルス・雑菌と接触した場合のみ分解反応臭がする」は見えない敵と戦う我々にとって反応が分かるのはうれしいところ。

さっそく使ってみた

チャーミスト 使用

で、実際にお店で使ってみました。如実に効果を実感したのが「タバコのにおい」。タバコを吸われる方が来店した翌日はお店全体にタバコのにおいが残りがち。今まではドラッグストアなどでも売られている消臭スプレーを使い、ドアや窓を開けっ放しにしてにおいを逃がすのですが、なかなかどうして、これが大変。

でまぁ最初は半信半疑で使用したのですが、びっくり。この除菌スプレーを噴霧して数分でにおいがなくなりましたよ。「マジか・・・」って感じ(苦笑)

メーカーの公式ホームページによると「赤ちゃんが口にしても大丈夫」とうたっていますから、たいがいのものに使えますね。

口コミの評価

実際に購入した人の口コミも調べてみました。

用途が「ウイルスやバイ菌の除菌・消臭に。」としかなく、説明書などは一切ないです。販売元はこういった購入者の声を反映してほしい。

ノロウイルスの除菌にはハイターなどが有効ですが、拭き取らなくてはいけないことが欠点でした。これはそのまま使えるのでドアノブやキッチンなどいろんなところにシュッとしています。赤ちゃんがいるので助かっています。

今まで、いろいろと除菌消臭剤を使用してみましたが変なニオイが残ったり効果が薄かったり、ペット用だったりキッチン用だったり…と満足のいく物に出会えませんでしたが、これは1本で様々なところに使えて大満足です。

チャーミスト 台所

などなど。やはり、説明書がないことの不満もありましたが、おおむね高評価。なかには加湿器に入れて使っている人もいましたね。あと、除菌効果だけでなく、わたしも驚いたタバコのにおいを消したり、加齢臭がついた枕やシーツなどにも効くという口コミもありました。

なるほど。

お店でも家でも使いたいからお徳用セットを購入したので(送料無料だったし)いろいろ試してみようと思います。

あとがき

この製品はもともと全国の医療機関で【医療機器の除菌で採用されていたもの】で、そこで働く人たちの「個人的にも欲しい」という声が集まり商品化されたそうです。

厚生労働相の注意喚起(ちゅういかんき)や集団食中毒のニュースなどからもわかるように、まだまだノロウィルスの脅威は続くでしょう。わたしのような飲食店で働く人だけでなく、小さいお子さんや高齢者がいるご家庭や子どもを大勢預かる幼稚園・保育所・託児所などに関係する方々はとくに気をつけていかないと。

あ、あと、これから受験シーズンも待ってますからね、受験を控えたお子さんがいらっしゃるご家庭もしっかりと予防しないといけません。当日ノロウイルスに感染した・・・なんてことになったら、目も当てられません。それこそ「人生が変わってしまう。」ことになりかねないですから。

公式ホームページのリンクを下に貼っておきますのでご興味がある方はどうぞ。

[su_button url=”http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NBO3M+3WICBE+33FO+BW0YB&a8ejpredirect=http%3A%2F%2Fpositivist.shop-pro.jp%2F” target=”blank” background=”#61d47a” size=”8″ center=”yes”]公式ホームページはこちら[/su_button]

見えない敵と戦うのはとても大変ですが、きちんとした情報をもとに、しっかり対応することでリスクは激減します。お互い体調管理に気を付けてこの冬を乗り切りましょうね(^-^)

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました