日々の家事おつかれさまです。
こんにちは、おが屋です。
毎日のお料理で何気なく使っている調味料。
味の決め手となる調味料たちは主役の食材を引き立てる、いわば名わき役たちですね。
そんな調味料たちにスポットをあてて、効果や役割・覚えておきたいポイントなどをみていこうと思います。
今回は「料理酒」。
たとえば、あなたが肉じゃが作ろうと思い、本やネットで調べたとしますね?たぶんそのレシピには「お酒大さじ〇〇」なーんて載っているはずです。
肉じゃがに限ったことじゃないですね、お酒は醤油や味噌と並んで和食を作るときに超重要、欠かせないもののひとつなんです。
で、美味しくいただくのはもちろんなのですが、その効果や役割などが分かれば、それがあなたの貴重な知識となり、応用も効くようになってお料理の幅もグンッと広がっていくと思いますよ(^^♪
さみ+さしすせそ
料理酒の効果や役割
ではさっそく料理酒を入れる効果や役割を下にまとめてみましたのでご覧ください。
- 食材(肉や魚など)の臭いを消す
- 食材を柔らかくする
- うま味が加わる
- 風味が豊かになる
- 調理の仕上がりが早くなる
などなど…いいことずくめ。すべて科学的に証明されていますが、「アミノ酸がどうとかコハク酸がどうとか、云々…」などは学校の勉強じゃないですし、良いですよね?
まずはこういった効果や役割があるっていうことを覚えておいてください(^-^)
お酒を入れるタイミング
料理の順番をたとえていう「さしすせそ」って知ってます?
- さ→砂糖(さとうの”さ”)
- し→塩(しおの”し”)
- す→酢(そのまま”す”)
- せ→醤油(ちょっと強引。)
- そ→味噌(みその”そ”)
となっていますが、お酒はどのタイミングで入れたら良いのでしょうか?
答えは砂糖の前。
お酒ですからアルコールが入っています。それをまず飛ばしちゃうんですね。
料理の種類によってさまざまですが、たとえば下準備として食材をお酒で揉んだり、お酒に浸け込んだりってありますよね?それから調理みたいな。
これは食材の嫌な臭いを加熱の段階でアルコールと一緒に飛ばしちゃうことができるからなんですね(柔らかくする効果などもありますが)
テリヤキのタレを作るときなども最初にお酒とみりんを煮切ってから始まりますし。
お料理の基本は「さしすせそ」。
その前に酒(さ)とみりん(み)を入れると覚えておいてください。
みりんに関してもお話しもありますので、よろしければこちらからどうぞ
料理酒と日本酒の違いは?
料理酒と日本酒の違いについてちょっとお話しします。違いを表にしてみましたのでご覧ください。
清酒 | 合成酒 | 料理酒 | |
食塩の添加 | 無添加 | 無添加 | ものによる |
その他添加物 | 無添加 | 添加あり | ものによる |
酒税 | あり | あり | なし |
肉や魚の臭み消し | 効果あり | 効果あり | 効果あり |
素材を柔らかく | 効果あり | 効果あり | 効果あり |
うま味が加わる | 加わる | 微妙 | 微妙 |
風味が加わる | よく加わる | 加わる | 加わる |
調理が早くなる | 早くなる | 早くなる | 早くなる |
この表からは清酒(普通に飲める日本酒のこと)が一番良さそうですが、ひとつ難点があります。それは他と比べて清酒は高いってこと。まぁそのまま普通に飲めちゃうわけですしね。致し方ないといったところでしょうか。合成酒は糖類や有機酸などをアルコールに加えて清酒に似せて作ったもの。飲めますが私は苦手、料理にも好んでは使いません。
あと気を付けたいのが、料理酒には食塩が入ったものが多いこと。
レシピに「お酒大さじ○○」と書いてあったので、料理酒を使って調理したら思った以上にしょっぱかった、なんてこともあり得ますからね。気を付けてください。
結局のところ、どれを使うかは人それぞれです。考え方や価値の基準も違いますからね。いろいろ試してみて一番しっくりくるものを使っていけば良いのではないでしょうか。ただ、個人的には清酒がおすすめ、高い吟醸酒や大吟醸じゃなく安い純米酒でいいの。風味が全然違いますよ。
日本酒があまったらテリヤキソースなどを作ってみてはいかがでしょう。いろいろなお料理に応用できますし、ある程度日持ちもしますし。
追記:最近では宝酒造から出ている「料理のための清酒」を好んで使っています。
メーカーによると、【肉や魚の生臭みを消す有機酸と、うまみ成分のコハク酸を大幅にアップしている】とアピールしているだけあって、なかなかどうして使えます。原材料は国産米を100%使用し、米、米こうじ、水のみで造った料理酒ですから変なものも入っていないので安心ですね。値段も高くないのでおすすめです。
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あとがき
いかがでしたか?普段気にしないで使っているものでも、ちゃんと理由があるんですよね。お酒の効果や役割をしっかり覚えて、ぜひこれからもお料理を楽しんでくださいね。
このブログが少しでも、あなたのお料理ライフの役に立てればうれしいです。
ではまた(^^♪