最近お店で使用するお米を山形のはえぬきというブランドに変更しました。
この「はえぬき」というお米は「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」といったものと比べると知名度的に低いのですが、実はなかなかなお米なのです。
今回は「はえぬき」の特徴と、そのうちに秘めたるポテンシャルの高さを解説していこうと思います。
どうぞお付き合いください。
はえぬきの特徴は?
粒立ちの良さ&冷めてもおいしい
まずはその特徴ですが、炊きあがりがしっかりしているといいましょうか、粒立ちがいいのでおかまを開けた時の色つやが見るからにおいしそうな炊きあがりなのですよ。
柔らかさは普通、もしくは若干硬めです。
粒ぞろいもいいので炊いた時に型崩れしにくく、ベチャベチャ・ネチャネチャといった感じがありません。これはお米一粒一粒がしっかりしている証拠でしょうね。
あと、直接生産されている方とお話ししたのですが、冷めてもおいしいのでお弁当やおにぎりなどにもってこいとのこと。なんでも某セブンイレブンのおにぎりはこのはえぬきを多く使用しているのだとか。やるな、セブン。
そのポテンシャルの高さは?
日本穀物検定協会というものがありまして、ここは毎年お米のランク付けをしています。表がありましたのでご覧ください。
ちょっと見づらいかもしれませんが、ずらずら~っとお米の品種が書かれている横に◎がついているのがありますよね?
これ特Aといわれているランクが付いた年に◎がついています。コシヒカリが多い中、よーく見るとはえぬきも◎が並んでいます。
しかも、新潟魚沼産コシヒカリの19年連続は別格ですが、連続して◎がついているのはそれについで2番目なんです。山形内陸産のはえぬきが14年連続。庄内産でも12年連続ですからね、いかに「よいお米」か、このことからもうかがい知ることができるのではないでしょうか。
ちなみにこの表は平成19年までですが、その後もずーーーっと特Aの評価は続いています。
はえぬきはなぜ山形なのか?
なら「もっともっと脚光を浴びてもよいのに」と思いますよね。実はこの「はえぬき」というお米は豊富な日照時間と昼夜の気温差がとても重要で、このふたつの条件がマッチしないとなかなか美味しい米の作付けができないのです。
で、この条件にぴったりと当てはまるのが山形県。山形は多くが山に囲まれた、いわゆる盆地であり、地元の人に聞いても昼夜の寒暖差は半端ないとのこと。日中は豊富なお日様に恵まれる、その山形県独特の気候風土はまさに「はえぬき」を栽培するのにもってこいの地域なんですね。
なので逆にいうと、他のたとえばコシヒカリだったりひとめぼれなどといった「育つ土地をそれほど選ばない」万能選手とは違い、言うなれば「自分は不器用ですから」よろしく、職人気質とかスペシャリストって感じでしょう。
そう、まじめで控えめで我慢強い山形の人にぴったりのお米なんだと(個人的意見)
安く購入できるショップを探してみた
大手通販サイトで評価の高いショップを選んでおきましたのでどうぞ。
⇒アマゾンで「はえぬき」をみてみる
⇒楽天で「はえぬき」をみてみる。
⇒ヤフーショッピングで「はえぬき」をみてみる。
お店では学生さんが多いのでご飯がたくさん消費されます。おいしいお米をお腹いっぱい食べてもらいたいですからね。そのためには生産される農家さんとしっかりタッグを組んでみんながハッピーになれるよう努力していきたいと思う今日この頃でした。
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追記:2018年より新潟岩船の農家さんと直接お取引させていただけるようになりました。銘柄はコシヒカリです。毎年350㎏ほど送っていただけますのではえぬきとの2本柱でいきたいと思います(^^♪