春キャベツのすすめ
前回の記事で書きました春キャベツの特徴や選び方などはいかがでしたでしょうか?せっかくですからね、ぜひ程度の良いものを選んで旬のものを満喫してくださいね。
さて、今回はそんな春キャベツの続きを。
あくまでも私個人の意見ではありますが、春キャベツを使ったお料理を5つほど選んでみました。献立の参考にしていただけたら幸いです(^^♪
題して、春キャベツ鉄板リスト5選です。ではいってみましょう!
春野菜を使ったロールキャベツ
じゃじゃじゃーん♪『ロールキャベツ』
コレ、春キャベツでやると葉が柔らかいのでビックリするくらいうまく巻けます。そしてもちろん美味しいです。
春キャベツのほかに数種類の春野菜を使った『春野菜のロールキャベツ』、 ロールキャベツの巻き方やキャベツの剥き方なども参考にしてもらえると嬉しいです。
材料
-たね-
・春キャベツ10枚
・新玉ねぎ1/2
・にんじん1/2
・鶏ひき肉300g
・スパゲティの麺一本
-たねの調味料-
・塩コショウ少々
・片栗粉小さじ2
-スープ-
・コンソメ3個
-つけあわせ-
・アスパラ1束
下ごしらえ
・ボウルにひき肉を入れておく。
・にんじんと新玉をみじん切りする。
・アスパラの一番下から折れるところをポキっと折っておく。←魔法です。
・キャベツを洗って1枚1枚破らないように葉を取ります。
((Point‼︎))
❶水道水を剥がす葉っぱの本体側に当て入れます。水道水の水圧で剥くと、綺麗に破れず剥がせます。
❷キャベツの芯は斜めに削いで薄くしときましょう。巻きやすいです。
(削いだ芯はみじん切りにして玉ねぎのみじん切りに混ぜて下さい)
作り方
①、鍋に半分水を入れる。
②、キャベツの葉を入れる。
③、中火で5分程したらザルに上げる。
→葉が柔らかくなった時点で鍋から出してください。
<注意>キャベツの茹で汁は残します。ザーッとザルにあけて捨ててはいけません。
④、にんじんのみじん切りをレンジで2分チンする。
⑤、玉ねぎを炒める。
⑥、透明になったらにんじんを加えてにんじんにも十分に火を通す。
⑦、ボウルのひき肉に⑥とたねの調味料を加え良く混ぜ合わせる。
⑧、⑦を10当分して俵型にまとめる。
⑨、キャベツで⑧を巻く。
ロールキャベツの巻き方
1.茹でたキャベツの葉を芯を手前にして広げて、⑧を真ん中手前に置きます。
2.まずは一巻きクルっと巻きます。
3.一巻きしたら、右側の葉を一巻きした上に折って載せます。
4.そのまま最後までクルクル巻きます。
5.左側の残ってる葉をまとめてクルクル巻いた穴に押し込んで下さい。
6.スパゲティのめんを10当分して切れ目付近に斜めにさしたら出来上がりです。
※葉の切れ目のある方を下にしてフライパンに入れます。
⑩キャベツを煮た茹で汁を玉ねぎ炒めたフライパンに入れてロールキャベツを敷き詰め、コンソメを入れて蓋をして40分程煮込みます。
つけあわせ
①、煮込んでる最中に別鍋に半分程水を入れそこにアスパラを入れます。
②、火をつけて色が変わる頃に出してそのまま冷まします。
③、冷めたらロールキャベツ大に切って出来上がったロールキャベツに立てかけて飾ってあげて下さい。
ポキっとおる魔法で筋がなくなります。アスパラも春野菜なので堪能して下さい。
春キャベツ・新玉ねぎ・にんじん +アスパラ
体に優しいこの4つの春野菜を存分に味わって下さい!
春キャベツのお好み焼き
子供から大人までみんな大好き『お好み焼き』
私は小学校低学年のころ大阪に住んでいて「日曜日のお昼はお好み焼き」が定番でした。また、父方の田舎が広島なので遊びに行ったときなどは親戚の伯母が麺とキャベツがたっぷり入った広島のお好み焼きを作ってくれたり、伯父がお好み焼きの人気店に連れて行ってくれたりと、お好み焼きは小さなころからかなり食べています。
お好み焼きって、どんだけキャベツ盛んのさっ!ってくらいキャベツ山盛りですよね。春キャベツのお好み焼きはマジうまですよー 。ここでは我が家の定番お好み焼きをご紹介しますので参考にしてみてください。
材料
(お好み焼き2枚分)
・春キャベツ 1/4
・豚バラ4枚
・タコブツ好きなだけ
・小麦粉 100g
・卵2個
・水160ml
・本だし適量
・油適量
-お好みで-
・オタフクソース
・マヨネーズ
・かつお節
・青のり
・紅生姜
作り方
①、キャベツを千切りにする。
②、水に小麦粉と本だしを入れて混ぜる。
③、豚バラ1枚分とタコブツを一口大のブツ切り。
④、ボウルにキャベツ半量と卵を割り入れ、キャベツに卵を絡ませる。
⑤、④に③を入れる。
⑥、②を半分位残して⑤に入れて混ぜる。
⑦、フライパンに油を引いて中火の弱火で熱し④を入れたら豚バラをのせて蓋をする。
(なるべく高さを作る。)
⑧、3分程で焼き色確認
⑨、焼き色が美味しそうだったらひっくり返す。
⑩、また3分程蓋をして焼き色を確認し、今度は蓋なしで焼く。
(爪楊枝を刺しても何も付いてこなくなる位まで焼いたら出来上がりです。)
☆残ってる半量で2枚目を焼く。
全て焼く時までは、混ぜ合わせないのがポイント。⑥で混ぜ合わせる段階でもざっくりと混ぜる感じで。ガチャガチャとは混ぜません。
焼き上がったらお好みでソース、マヨネーズ、かつお節、紅生姜、青のりなどのトッピングをお楽しみ下さい。
美味しいお好み焼きになりますように。
シンプルやみつきキャベツ
焼肉屋さんや居酒屋さんので食べる例のアレです。 「料理かぁ?」って悩みましたが、意外と店でしか食べたことがない人多いかも?と思いまして、作り方がある以上、立派な料理という事にしました。
外せなかったです、ええ。
千切りキャベツもいいですが、我が家の生姜焼きとトンカツには欠かせない名脇役でございます 。簡単なので、お家でもどーぞ。
材料
・キャベツ300g
・ごま油 大さじ1
・塩小さじ 1/4
・鶏がらスープの素1/4
・白ごま 大さじ1
・ごま油ひと回し分
作り方
①、キャベツを一口大にちぎりながらビニール袋に入れる。
②、①に調味料を入れてモミモミシャカシャカして混ぜ合わせる。
③、まんべんなく混ざったら皿に盛り、仕上げのごま油をひと回しかけてごまをふります。
別バージョン
-味つけ-
・塩昆布適量
・ごま油大さじ1
・醤油小さじ1/2
・ごま油大さじ1
・鶏がらスープの素大さじ1
・チューブニンニクを少々
作り方は同じくビニール袋に入れてシャカシャカとしあげてね。
どちらもやめられない止まらない、ですよ(^^♪
春キャベツとあさりのスパゲティ (菜の花入り)
キャベツを春キャベツにして菜の花とアスパラも加えて『春野菜とあさりのスパゲッティにしちゃいましょう。
まずはあさりの砂抜きからはじめましょう。
①、ザルをセットしたボウルに水洗いしたあさりを入れます。
②、あさりに50度以下40度以上ほどのお湯をヒタヒタになるまで注ぎ入れます。
※熱湯だと茹で上がって味が抜け出てしまいますのでご注意下さい。
③、20分程待ちましょう。
④、20分たったら、水道水を入れながらあさりをもみ洗いします。貝と貝を軽くこする感じです。
⑤、1回ザルをあげて下に溜まった砂と水を捨てるのを4回ほど繰り返して下さい。
※あさりが砂を吐き出した証拠に口が少し開いてる状態が望ましいです。
⑥、ザルにあげて砂がないのを確認して終了です。
⑦、使わないあさりは水切り後このまま冷凍保存可能です。
旬のあさりも春には欠かせない食材です。プリップリの旬をご堪能あれっ♪
あとですね、シーズン到来で潮干狩りに行かれた場合、小さいあさりは「来年ね」と海へかえしてあげて、より大きいあさりを持ち帰るような、そんな素敵な対応…僕は好きです、ええ。
それでは本題に参りましょう。
材料(2人分)
・春キャベツ 1/2
・菜の花 1/2束
・アスパラ 1束
・あさり (殻付き)1パック
・パスタ 200g
・ニンニク 一片
・鷹の爪 2本
・白ワイン 適量
・塩胡椒 適量
・オリーブオイル 適量
・醤油 適量
作り方
①、キャベツを一口大に切ってザルにおき、ニンニクをスライスしておきます。
②、深鍋水を1/3程入れ、アスパラと菜の花を入れ火にかけ、湧くまでに色が変わった所でキャベツの入ったザルにあけ、キャベツをサッと湯通しします。
③、深鍋をサッと水洗いし、今度はたっぷりと水を入れ、沸騰させ、パスタの真ん中ら辺を握って捻り鍋の真ん中の底に付け、パッと離します。
(上手くいくとパスタが上手に円を描いて鍋に入ります。)
→塩を少し多めに1つまみ入れ、麺の茹でる分数より1分短く茹でて下さい。
④、アスパラと菜の花が冷めた頃、キャベツと同じくらいの長さに切りそろえます。
⑤、フライパンを熱しオリーブオイルを回し入れ、ニンニクスライス、鷹の爪1本まんまを投入します。
⑥、ニンニクと鷹の爪の色が変わったら油から取り出して下さい。
⑦、⑥に水を切り終えたアサリを投入し、白ワインをふりかけ、開くまで炒めます。
⑧、アサリが開いたらバター、春キャベツ、アスパラ、菜の花、塩胡椒少々を投入し、醤油で味を整えます。
⑨、別皿に置いてある鷹の爪を盛り付けの最後にてっぺんら辺に飾って下さい。
※炒めすぎると春野菜の色が鈍るので、手早く味付けをして下さい。
あさりは貝殻同士を軽くこすり合わせて洗うことで、貝柱から剥がれやすくなります。 ホタテなども、貝柱の外側の貝をこするという魔法で、貝がポロっと取れるんですよ。
砂も綺麗に抜けたあさりと春野菜のコラボレーションをお楽しみ下さい。
春野菜のポトフ
最後は『ポトフ』です。
このポトフには春キャベツの他に旬のシラス、新玉ねぎ、しんじゃが、春にんじん、にんじんの葉、アスパラなどなど、春野菜で埋め尽くされています。
シラスは最後にふりかけますよ!
それでは、行きましょう。
材料
・春キャベツ1/2
・新じゃが3つ
・新玉ねぎ1玉
・葉付き春にんじん1本
・アスパラ1束
・ソーセージ1袋
((調味料))
・水900ml
・オリーブオイル 大さじ1
・コンソメ2個
・塩胡椒少々
・醤油小さじ1/2
((仕上げ用))
・春にんじんの葉にんじん1本分
・シラス適量
作り方
①、野菜を大きめに切ります。にんじんの葉っぱはみじん切りにして小皿に置いておきます。(仕上げ用)
②、ソーセージには破裂しないよう少し切れ目を入れておきましょう。
③、鍋にオリーブオイルを回し入れ、ソーセージを軽く炒めます。
④、ソーセージに焼き色がついたら新玉ねぎを入れ、水とコンソメを入れ、沸騰したら火の大きさは中火の弱火。
⑤、更ににんじんとジャガイモを加えます。
⑥、春キャベツを大きめにカットしてザルに置いて置いて下さい。
⑦、アスパラを1番下から曲げて行ってポキっと折れる所で折ったものを小鍋で水から湯がいていきます。色が変わったらキャベツのザルにお湯ごとあけておきます。アスパラは冷めたら一口大に切ります。
⑧、20分程してにんじんにヨウジがささるくらい煮えたら、塩胡椒、醤油で味を整えます。
⑨、煮込んでいる鍋に、キャベツと、アスパラを投入し、5分程煮たら出来上がりです。
⑩、盛り付けの時にシラスとにんじんの葉っぱを振りかけて下さい。
緑が映える事と野菜の旨味を残したいのでアスパラと春キャベツは煮込まない作り方にしてあります。
全ての野菜素材そのものの味をお楽しみ下さい。
春キャベツの千切り(番外編)
千切りはあえて外しました。
外しましたが名脇役を春キャベツで美味しく食べて欲しいので、番外編として、こちらでコツをお話ししますね。
千切りは『ふわっと柔らかく仕上げる』のがコツです。
丸々一個の春キャベツを横半分に切って上側(葉)だけ使うと上手くいきます。(茎の方は炒めものなどで使います。)
キャベツを斜めに置いて角から均一に千切りにして行きます。
“ふわっと感” 重視ですのでキャベツのながさは短くなってても問題ありません。
切り辛くなったら向きを変えてとにかく細さを均一に切り進めてください。
最後の切り辛い残り部分は千切り除外品にして炒め物に回します。
この使い分けが最高の千切りを左右します。
本来の千切りは、2〜3枚の葉を丸め、繊維を断つ様に芯や葉脈に対して直角に切り進めるのが基本です。
この方法でも、均一に切れるのでふわっと感は味わえるのですが、芯が入る分プロの仕上がりから遠のくのでご注意を!
この些細なことが最高の千切りには大切なんですよね。
手順のまとめ
①、ひと玉丸まんまの真ん中を横に切って上下に切り分ける。
②、上の葉の部分を使い均一に切る。
③、角から入って行って厚みが出て切りづらくなって来たらキャベツの向きを変えてまた角から切って行く。
④、終わる頃の残ったキャベツは最後まで切らずに千切りから除外する。
以上です。
美味しい千切りに仕上がりますように。
まとめ
いかがでしたでしょうか?春キャベツ食べたくなって来ませんか?
せっかくですのでどれか一品作ってみましょう!!!
春は野菜のみならず、あさりやサワラなども旬ですね。次回は春の旬をリストにしてご紹介出来たらいいなと思っています。
美味しい春をいっぱい食べよう!
季節を五感で味わう。
うーん!風流ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^♪