水は重い。
お店では取引きしている酒屋さんがミネラルウォータを「よいしょ、こらしょ、どっこいしょ」と運んでくれています。大助かり。
もう一度言います。水は重い。
以前何かの記事でも書いたと思うのですが、水1リットル=1キロですからね。これが2リットルのペットボトルで、しかも1ダース(12本)だから24キロ。容器や何やかんやで25キロはあるでしょうね。これ想像以上です。
25キロ前後のもので他に例えるとしたら…なんだ?
- Mサイズのスイカ=5個
- 電話帳=25冊
- 卵(Lサイズ)=約350個
- 100円玉=5000枚
・・・わかりにくい。
家でもミネラルウォーターは飲みます。なくなったら近所のスーパーかコンビニで1~2本をちょこちょこと購入するくらい。まとめ買いはしたことがない。
昨今の頻繁に起こる災害であらためて思ったのですが、災害時用というか防災時用にある程度まとまった量のミネラルウォータの備蓄をしておいたほうがいいと思った次第でして。
「そうなるとやはりネット通販か」ということになり調べてみたらびっくり。
めちゃくちゃ安いじゃないですか!
これは利用しない手はないですよ。(宅配の業者さんは重くて大変でしょうが、それは仕事。頑張ってもらいましょう、はい。)
ミネラルウォーターを備蓄しておく
ストック量はどの程度?
まずどれくらいの量をストックしておけばいいのかを考えてみました。
一週間くらい家に籠城(ろうじょう)することになってしまったと仮定しましょう。それ以上となると・・・もうそれはよっぽどの災害で「個人で備蓄しているものでなんとか・・・」というレベルの話じゃなくなってしまうでしょうから。
一日に必要な水分量を記事にしましたのでこちらもご覧いただければと思いますが、一日に2リットルは必要。それを7日で14リットルです。我が家は3人家族なので、それ×3で42リットル。
1円玉で例えたら42,000枚(しつこい&枚数が想像できない)
「42リットルは中途半端なので【2リットル×1ダース(12本)=24リットル】×2セット48リットルだな。」と思ったのですが、
妻に「お店にもあるんだからそんなにいらないんじゃない?」と言われそうなので半分の24リットルで手をうつことにしました。
[su_note note_color=”#f5f587″ radius=”8″]ちなみに一般的な家の浴槽に水をいっぱいに貯めると200リットルから250リットルはあります。2011年の東日本大震災が起こった時はライフラインの供給ストップを懸念して急いで家の浴槽に水を貯めましたが、幸いその水を飲料などの生活用水に使うことはありませんでした。
もし今後も万が一のことが起こった場合はまたやるでしょうし、あなたもご自宅にいるようであれば浴槽にお水を貯めることを強くおすすめします。飲料などに使うだけではなく、汚れたものを洗ったり流したり用途は数知れずありますから。[/su_note]
購入にあたり注意したいポイントは?
ミネラルウォーターは国内外のいろいろなメーカーから販売されていて「どれがいいの?」と迷ってしまう場合もありますよね?今回のこの記事を書くにあたり、いろいろ調べてみましたのでその中で気を付けたいポイントをいくつかご紹介しようと思います。
賞味期限
ミネラルウォーターの賞味期限はと言いますと、メーカーにもよりますが、1年から長いもので5年といったところ。だいたいは2年程度のものが多いかな。高温多湿を避け涼しいところで保管するのであれば賞味期限を少々過ぎたところでさして問題はなく飲めるのではないかと思います。
※なお、これは市販のものに限った話。水道水や湧き水などをご自身でストックする場合は滅菌の方法など普通はちゃんとできませんから。長期保存はやめくださいね。
普段からミネラルウォーターをストックしてそれを普段使い用と兼用させればいいんじゃないかと。つまり、備蓄の量をあらかじめ決めておいて、それを切らさないようにしながら購入した順番に使用していけば賞味期限の問題も解消、このスタイルがいい。決定。
送料
通販で気を付けたいのが送料ね。「あらお安い」と思っても送料別であったりしますからね。
私がよく利用するアマゾンでは送料無料が当たり前になってきましたが、ミネラルウォーターは「特別取扱い商品」というカテゴリーに指定されていて、送料は無料でも「取扱手数料」という名目で商品代+350円かかりますから気を付けないといけません。
それでも圧倒的に安いんだけどね。
産地
大気汚染や土壌汚染が気になる人はたくさんいると思います。私はもうジジイだから自分のことに関してはね、あまり神経質になるようなことはありません。
ただ、やはり倅やうちのお店に来る若い世代のことを思うと「できるだけ安全なものを」と考えちゃいます。難しい問題です。
硬度
水の中に溶けて含まれているカルシウムとマグネシウムの量の多さで決まります。水1000㎎あたり何㎎というぐあい。
25年くらい前でしょうか、今のようにミネラルウォーターを誰しもが普通に飲んでいるような時代ではなかった頃、友人のひとりが外国の有名な某ミネラルウォーターを飲んでいまして、それを1本奪い取って飲んでみたのですが、
「うわっ!なにこれ?まずっ!」って言ったのを今でも覚えています。それは硬水に分類されるもので軟水しか飲んでいなかった自分には口に合わなかったんですね。
日本人の多くは軟水系の水を好む傾向があるといわれています。一般的に1リットルあたりのミネラルの量が
- 0~100㎎ 軟水
- 101~300㎎ 中軟水
- 301~ 硬水
という具合に分けられています。
軟水は読んで字のごとく、口当たりが軟らかで軽く風味もほぼなし。これが硬水になるにつれ、どっしりとした味わいが感じられ水なのに飲みごたえがある感じ。
どっちがうまいまずいじゃなくて、これはもう好き好き。なので、どうでしょうか?硬度が30~50くらいのものを味わってみて、あとは飲み比べ、みたいな。
ちなみに肉料理がメインの西欧料理ではミネラル補給が不足しがちなため、欧州のひとたちは硬質の水を飲んでミネラルを補っているといわれていますね。実際欧州の水質は硬度が高めですし。
逆に日本は魚と野菜が中心の食生活で、そこからミネラルを補給できていたので水から摂取する必要がなかったわけ。日本の土壌の水質は硬度が低め。
そう考えると食文化と水質の関係性は深く絡み合っていますね。今度じっくり考えてみることにします。
人気どころを比較しました。
さて、これらのことを踏まえて表にまとめてみました。ピックアップしたものはアマゾンで人気ランキングに入っているものばかりですから、広く支持されているものばかりでしょう。
商品名 | 水彩の森 | アルカリイオンの水 | 天然水 | 自然湧水 |
賞味期限 | 24ヶ月 | 24ヶ月 | 12ヶ月 | 24ヶ月 |
産地 | 北海道地方 | 中部地方 | 甲信越地方 | 中部地方 |
県名 | 北海道 | 静岡県 | 山梨県 | 岐阜県 |
メーカー | 黒松内銘水 | キリンビバレッジ | サントリー | 勝水 |
硬度 | 105 | 58 | 30 | 11 |
※今回は国内産のものに限定。
私が選んだもの
この中からわたしはサントリーの天然水を選んでみました。お店ではキリンの「アルカリイオンの水」を使っていますので、それだとあまりにも芸がないしつまらないからね(^^;
追記:お店のミネラルウォーターもサントリーの天然水に替えました。だっておいしいんだもん(笑)
容器も、持ちやすく注ぎやすいようにとボトルの中心部に凹みがありますので手の小さな女性にはうれしいと思います。
ちょっとしたことですが、こういったところがメーカーのユーザビリティ(使いやすさ)に対する考え方が表れます。
産地でもある山梨県の南アルプス甲斐駒ケ岳は実際に行ったことがありますよ。自然豊かなとてもきれいなところ。そこでもね、あらためて日本の自然の豊かさに驚かされました。
あとがき
昔日本は「水と安全はタダ」と言われてきましたが、それも今は昔。時代の移り変わりを痛感しています。ですが文句はありません。おいしいお水が飲める、それを感謝しようと思います。あと配達してくれる宅急便の人にもね。
25キロもあるものを不在で何度も運んでもらうことのないように配達予定の時間帯はいるようにお互いしましょうね。
長々と書いてしまいました。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。ではまた次の記事でお会いしましょう(^^♪
[su_note note_color=”#f5f587″ radius=”8″]追記:さっそく次の日に届きました。飲んだ感想は「まろやか」かな。冷やさずに飲んでみたけど口当たりがソフトで飲みやすかったですよ。
注意点としてはキャップが浅いのでちゃんと閉まっているのか不安。
私の感覚だとペットボトルの蓋って「いち(クル)、に(クル)、さん(クル)、ギュー」って感じで閉めるんだけど(ん?わかりにくい?笑)この蓋は「に」の途中くらいで閉まる、みたいな。
まぁ頭のいい人達が必至に考えたんでしょうから従いましょうかね。 私も水とともに生きるぞ!(意味不明)[/su_note]